十二夜 龍-dragon-
上部機関からB.P.L.への強制査察の許可を受けたモーディワープは、戦闘要員と新ヘッドダイバーを向かわせていた。覚醒人を現地で引き渡すため、同時に釧路を目指すケータたち。だが、大群で龍のごとき姿を形成する蟲たちに空中で襲われ、モーディワープ部隊は全滅、ケータたちの輸送機も釧路湿原へ不時着することになってしまう。
機体はバラバラになり、一同はB.P.L.周囲の各所で孤立してしまった。そこへ、またも襲いかかってくる蟲たちの群れ。アカマツ、山じい、りっちゃんはコントレーラーに逃げ込む。ケータたちは覚醒人に乗り込んでいたが、ヒノキは戦うことを拒否する。ティランに乗っていたカエデとサクラは、ヤナギを捜しに行く。ひとり孤立したヤナギは、擬視能力で蟲を遠ざけ、単身B.P.L.内部を目指す。
その頃、B.P.L.内部に囚われていたアサミは、UMAが梅崎博士が産みだしたものであることを知らされていた。ショックを受けるアサミに、梅崎は自分の研究の行き着く先を見届けてもらうと語る。そして、チャンディーとプレトもまた、梅崎が作ったUMAであった。さらに、甲虫の群体ヘラクレスが覚醒人に、管虫の群体メデューサがティランに、羽虫の群体イカロスがコントレーラーに、それぞれ形態を変化させて襲いかかる。
一方、B.P.L.に潜入したヤナギは、ラミアと遭遇していた。ネブラへ変貌し、イカロスと対決するラミア。ヤナギもアサミを救い出し、ティランに乗り込んだ。三対三の戦いが続く中、ケータは異様なプラントを目撃する。